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世帯年収460万円で3,000万円のローンを組んで家を購入する計画

家を買ったあと、家計の収支や今後の貯蓄がどのようになるか検証してみましょう。
今回の購入予定は、建売戸建住宅です。

 

登場するご家族、加藤家のプロフィール
・夫:直之さん(29)会社員
・妻:恭子さん(29)専業主婦→パート
・長男:健人くん(5)
・長女:麻美ちゃん(2)
※すべて仮名

 

現在、加藤家は奈良市の賃貸アパートに住んでいます。
家購入の主な理由はこちら
・家賃がもったいない
・子どもが小学生になる前に希望の校区へ引っ越したい
・家の購入は、直之さんの夢

 

年収は、世帯合計で460万円
・直之さん;360万円(税込み※)
・恭子さん:0→100万円

 

数ヶ月前まで専業主婦だった恭子さんが最近、パートで働くようになりました。
パート年収100万円は、時給850円で1日5~6時間を週に4日間勤務する程度。
※税込み年収とは、毎年12月か1月に勤務先からもらう源泉徴収票の「支払金額」
という項目の数字で、所得税や住民税、健康保険などの社会保険料を支払う前の金額です。

 

将来の収入

 

・直之さん:70歳定年まで年1%上昇(2年目の年収は3.6万円アップという感じです)
・恭子さん:50歳までパートを続ける

共に退職金は、なしとします。

 

お二人の収入の他に
・児童手当が年間30万円
※子どもの年齢によって変わります

 

では、支出の項目も見ていきましょう

 

加藤家の月間支出は、こちらです。
・生活費:117,000円
・住宅関連費:40,000円
・支払保険料:25,700円
・子ども関連費:10,000円
・借入れ金返済:0円

 

ちなみに各支出項目の内訳はこちら↓
支出1支出2

 

光熱費など季節によって変わりますが、現在の加藤家は比較的、生活費の支出項目が少ない方ですよね。

尋ねてみると、ご実家が近くで米や野菜など頂いているとのことでした。

 

月間支出の合計は、197,200円となります。

 

月間以外の支出

 

・家族旅行:100,000円
・レジャー費:100,000円
・誕生日、イベント:36,000円
・自動車税:7,200円

 

という現状です。

 

では、
今後、考えられる支出

 

まず、大きな支出は、
子どもの「教育費」です。

 

・加藤家の教育方針のひとつとして、
「高校までは公立、大学は私立」にかかる費用は、
奨学金を使用せず、すべて家計から準備するという考え方です。

今回は、全国の平均的なデータをしようして考えてみます。

 

その他に、

 

・自動車買い替え:40歳~70歳まで15年毎200万円
・車検、メンテナンス:~70歳まで2年毎10万円
・家具、家電の買い替え:40歳~80歳まで10年毎30万円

 

さらに、
子どもたちの成長や物価上昇のことも考えて、
・生活費:年間1%~1.5%ずつ上昇
という計算もいれておきます。

 

それから、
家を買ったあとかかる費用

 

・火災、地震保険:毎年2.5万円
・固定資産税:毎年15万円
・家の修繕費:15年毎に100万円

 

家を買うことで、賃貸のときにはかからない支出が結構あることが分かりますね。

 

このように、加藤家の収入と支出について整理してみました。

 

さて、残るは住宅ローンの返済(支出)です。
家賃がなくなる代わりに今後支払っていきます。

 

物件が、建売か注文住宅か、マンションかによっても将来のお金が大きく変わります。
今回の物件は、建売戸建住宅。土地と建物で2,780万円です。

 

外構工事や不動産会社、銀行に支払う諸費用を300万円とし、
総額3,080万円。

 

加藤家の貯蓄残高は、子ども用の貯金も合わせて、
776,000円です。

 

家の契約時の手付金やつなぎ融資の諸費用などで、
60万円くらいの現金を一旦支払う必要があります。
※ケースによってはもっと必要になります。

 

ここでは、住宅ローンを3,000万円借り入れるとして考えてみます。
フルローンのケースと言えます。

 

住宅ローンについては、

 

・金利:1.08% (全期間固定金利のフラット35)
・返済期間:35年
・返済方法:元利均等、ボーナス返済なし
・団体信用生命保険:金利に0.358%加算して計算

とします。

 

用意は整いました
加藤家が家を買ったあとの未来のお金

 

まずは、「年間収支」。
1年毎にどれくらい貯金できるかが分かるグラフです。
年間収支

 

黄色い円で囲った①を見ると、
家を買ったあと、およそ10年間は貯金できているのが分かる。
しかし、②のその後は、貯金できないどころか、
家計の収支がマイナスになっていることが分かります。

 

次に、貯金の残高のグラフを見てみましょう。
「貯蓄残高」のグラフはこちらです。
貯蓄残高

 

③の貯金できている期間は、貯蓄残高も増えていきますが、
④その後、教育費がかかるあたりから急激に減って行き、
(紫色の箇所)ついに貯蓄残高がマイナスとなります。

貯蓄残高マイナス=家計破綻ということです。

 

この加藤家の未来のお金を見ていかがでしょうか?

家を買ったあと、10数年は順調に貯蓄できているので、まさか家計破綻するとは思いません。
しかし、急激に貯蓄は底を尽き、家計破綻へと向かっていきます。

 

結論、
加藤家の家計収支で3,000万円のローンを組んで家を買うことは、「危険」

 

家を買うときに、「なんとかなる!ガンバる!」という思いで、実際に住宅ローンを組んでしまう人も多いと思います。

 

なぜ、そうのような”期待”をしてしまうかと言うと、加藤家の状況(年収)でも3,000万円の住宅ローンを借りることは可能だからです。

 

でも、加藤家のように3,000万円の住宅ローンを借りて、家を買ってはいけないと言うわけではありません。

 

将来の収入と支出の”計画・方針”を変えれば、未来のお金の様子も変わります。

 

たとえば、

1、恭子さんのパート期間延長
50まで→60歳まで(収入が1,000万円アップ)

 

2、子どもの大学費用は奨学金
大学費用→家計負担なし(支出が1,300万円ダウン)

 

上記の内容で今後の計画・方針を変更した場合、このように未来が変わります。

収支3

貯蓄残高3

 

継続的に貯蓄ができるようになり⑤、ゆとりのある貯蓄額⑥となり、老後の資金も準備できるようになります。

 

子育ての早い段階から、親と子の両方が、「奨学金」という意識を持って生活するのとしないのとでは、毎日の生活と子育てに影響があります。
現状を確認して、計画や方針を見直していくことも可能です。

 

もちろん、大学資金は家計から出したい、働かずにゆっくり過ごしたいなど価値観や優先順位によっては、 家の予算を下げるということも考えないといけません。

 

今回は、加藤家を例に出しましたが、
「家作りを成功させるためには、家以外のことを考える」ことが大切だと改めて確認できました。

 

あなたの場合は、どんな計画、方針で家作りを進めていきますか?

 

 

 

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